頚椎からの問題で膝の痛みで歩けない

佐賀県佐賀市鍋島にあるカイロプラクティックオフィスフォーサムワンノ大澤です。

今回は佐賀県佐賀市にお住まいで、膝の痛みで歩けない70歳の女性です。

かなり痛そうです。一ヶ月前から振り向いた瞬間に右足の膝がブチと音がなり、それ以来膝が痛くなり、どんどん腫れて歩けなくなりました。
佐賀県佐賀市の南西にある県立の病院に診てもらったけど、変化はなく、どんどん痛くなりネットで調べての来院されました。

検査と施術

早速施術してみますと、仰向けに寝てもらったら痛くて、右足の膝が痛み伸ばせることができません。
うつ伏せになってもらい膝関節の可動を検査し、半月版の圧迫テストを行うと反応ありですので、下腿を前方に矯正しました。

再度仰向けになって頂いて膝を伸ばして頂きました。
「先ほどより膝の痛みが楽で伸ばしやすい~」
と言われましたがまだまだかなり悪い状態です。

今度は背骨や骨盤そして頚椎など検査し、矯正していきます。
最後にブロックをカテゴリー③で調整して四頭筋のテーピングをして、歩いてもらいました。
「ぜんぜん膝の痛みが楽になった~」と喜んで頂きましたが、私自身に引っかかる事柄があり膝以外で過去に何処か痛めた事があるか尋ねました。

「若い時から肩こりが酷く整体やカイロププラクティックにかなり頻度で通いつめて中には首をバキバキと何度もされた、最近の検査では頚椎が間隔が狭く頚椎ヘルニアと整形で診断された」なるほど頚椎が主の原因と見て良いみたいです。

頚椎が圧迫されて、四頭筋などの神経伝達や軟部組織に代謝不良を起こして、膝の可動域が増して捻りの動作で引き金となり、半月版を痛めて、あお向けでは伸ばせない歩くとうずくような膝の痛みの原因だと推測しました。

2回目以降は頚椎の施術を中心にいたしました。
3回目の施術ぐらいで仰向けで膝の痛みもなく伸ばされるようになりました。

その後は、週に一度のペースで施術を行い膝の痛みは消えて、歩き回るお仕事にも復帰され、たいへん喜ばれました。

まだ正座などは膝の痛みが誘発するおそれがあるのでなるだけ控えるようにアドバイスをいたしました。

追記

今回は少し珍しい膝の痛みのパターンで、この女性は長年の肩こりを治そうと整体やカイロプラクティックをお若いときに彼方此方に通っておりました。

バキバキ形の矯正をかなりしてきたとの事でしたので、おそらくこれが過剰な矯正になり頚椎の歪みを余計に誘発してしまいました。
その状態が長年続き、下肢に正常な神経生理機能が伝わらず、過剰な可可動域になり半月版損傷による膝の痛みの原因をつくった例です。

離れた箇所から別の痛みが発生することはまれにありますが、それは坐骨神経痛などの神経痛が多く動作的な疾患では珍しいと思います。

近年は整体や整骨院などが過剰に増えて競争が激化してきてます。

どこの院も特徴を出そうと必死で利用するテクニックは危険なものもあります。
本来ならば整骨院の学校では習わないものばかり。
歪みを矯正するテクニックはカイロプラクティックのみです。
私も時よりバキバキ系の施術もしますが、それはごくやさしい力加減で可能です。

でも受ける側からみれば、何が正当なのかわからないのがこの業界です難しい課題です。

当院ではあまり強いばきばき系の矯正はあまりしません。
基本的には髄液や体液のながれを良くして施術をすることが多いです。
外にも色々なテクニックを使いますがなるだけ気持ちよい施術を心がけています。

佐賀県佐賀市鍋島にあるカイロプラクティックオフィスフォーサムワンの大澤でした。